【ソリューション事例】データセンター事業者・オフィス向け(延長扉枠・奥行調整ブラケット)
データセンター・ホスティングにおける導入事例のひとつをご紹介します。
某データセンター事業者様へのソリューション
ビジネス上の課題
19インチラックの扉が閉まらなくなってしまう
新しく導入を検討している19インチサーバーのサイズが以前のものより大きく、サーバーラック(19インチラック)の扉が閉まらなくなってしまうというご相談でした。
しかし、サーバーラックを入れ替えるためには新たにサーバーラックを購入する費用やほかのサーバーを一度停止させなければならないなどの問題が発生してしまいます。
既設のサーバーラックを購入したメーカーに問い合わせたところ、個別の対応はできないので新しいサーバーに合うサーバーラックを購入するよう勧められてしまったとのことでした。
センターピアの提供内容
既設のサーバーラックに合う延長扉枠の設置を提案
当社では、現地調査により寸法や取り付け穴位置を確認した上で、既設のサーバーラックに合う延長扉枠の設置を提案しました。
延長扉枠とはサーバーラック本体と扉の間に設ける“延長用”の“枠”であり、5~200mm前後までサーバーラックの奥行きを大きくすることができ、見た目や材質も既存のサーバーラックに合わせて製作するため違和感のない仕上がりを実現することができます。
本案件では、単に製品を納品するだけでなく、現地調査、設計、製作、設置まで一貫して行いました。
プロジェクトの成果
サーバーラックの入れ替えもサーバーを停止させることもなく解決
ラック自体を入れ替えることも稼働中のサーバーを停止させることもなく、新規導入予定のサーバーを収めるスペースを確保できたため、先述した費用、運用などの問題点を全て解決することができました。
本製品は当社製品に限らず他社のサーバーラックにも対応可能なので、既設のサーバーラックに対応した製品を製作することも可能です。
また本製品を取り付けることにより、オープンラックに扉を取り付けたい、奥行き方向ではなく側面方向に延長させたい、という特注要望などにも応えることもできます。
ご提案
こちらの事例では延長扉枠を設置しましたが、“既設ラックに機器が収まらない場合”の対処としては主に2つのご提案をしています。
機器を前後にずらし、ラック内に収める方法の一例はこちら
→ ・特殊製品「サーバーラック奥行き調整ブラケット」
ラックの奥行きを変え、ラック内の空間を広くする方法の一例はこちら
→ ・特殊製品「延長枠扉」
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・サーバーラック・19インチラックについて【名称・規格・サイズ・用途など】
・サーバーラック・19インチラックの構造【各パーツの名称・種類・構成】
・【エンジニアの負担を軽減】19インチラック収納型折り畳みイス「1Uチェア」ができるまで
・フィン扉ラック【サーバーラック・19インチラックの排熱・エアフローソリューション】