エアフローマネジメント製品「ヒートガード」ラバープレートタイプ
エアフローマネジメント製品「ヒートガード」ラバープレートタイプ
目的・課題
サーバーラック(19インチラック)内のデッドスペース(隙間)をヒートガードで遮断する事で、機器の背面から排出される温風(ホットアイル)が、前面吸気側(コールドアイル)に回り込んでしまうホットアイルリバース現象を防ぎます。
他社では"ヒートシャッター"と呼ばれる製品です。
■開発の背景
- 現在ネットワークセンター、データセンターでは、システムの高度化、集約化によりラック1台あたりの発熱量が増加する傾向にあります。
- 何らかの対策を取らないとラック内や機器内部の温度が上昇し、アラートが発生したり機器の不具合の原因となる恐れがあります。
- 各社エアフロー対策として、建物自体やサーバールーム単位、架列単位での空調設備やキャッピングを工夫し、エアフロー対策を実施していますが、大掛かりな作業が必要だったり消費電力の増加にも繋がりコストがかさんでしまいます。
- そこでセンターピアは大掛かりな空調設備やキャッピングの導入ではなく、まずラック単位での温度上昇対策を実施する事をおすすめします。それが「ヒートガードシステム」によるラック内のエアフローソリューションです。
■製品の特徴
- ・ヒートガード部にラバープレートを採用、フロント⇔リヤ側へのケーブリングも柔軟に対応可能です。
- ・既に設置されている、既設のLKシリーズラックへ後施工が可能です。※設置状況による
- ・左右・上下、セパレート式でメンテナンス性に優れています。
■ヒートガード取付時のラック内のエアフローイメージ
- 【ヒートガード非装着時】
- ラック内の隙間やデットスペースからホットアイルが機器の吸気口へ回り込み、温風を吸い込んでしまい温度上昇中。
- 【ヒートガード装着時】
- 前面側に集中しているラック内部の隙間やデットスペースをヒートガードで遮断、コールド&ホットアイルの分離に成功。
■実証実験実施結果
- ◆試験日:2018年2月20日(火)
- ◆試験場:センターピア㈱ 野田工場内Lab
- ◆対象機種:LK22B110W-111113-113(アクリル仕様)・LK22B110W-112112(パンチング仕様)
- ◆環境温度:22℃(室温)
- ◆発熱源:5U疑似熱源BOX
- ◆発熱量:12,000W/h(仕様値)
そのほか、エアフローマネジメント製品「ヒートガード」ブラシタイプについてはこちら
サーバーラック/19インチラックの排熱・エアフローソリューションの“フィン扉ラック”についてはこちら
サーバーラック/19インチラックの前面吸気・背面排気に変換する“エアダクト”についてはこちら
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仕様
- ■正式名称
- ヒートガード
- ■通線口
- 幅38mm
- ■塗装色
- アイボリー
- ■仕様
- 入線箇所ラバープレート仕様